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奈良斑鳩法隆寺 続きの続きの続きの続きの続きの続き♫


大宝蔵殿から東大門を通り、法隆寺のメインロード(?)へ
(その前に、大宝蔵殿のところにあったらしいお茶所へ行けばよかった。。063.gif
そしたらもっと元気に集中して見れたかも~042.gif

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振り返るとまた良い感じの景色。


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前を通った宋源寺の門。



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夢殿に行く道! もう時間もお昼過ぎ.. ひともたくさんで賑わっています


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目の前に夢殿!!
んが、しかし、だいぶん疲れてきております。。。
でもでも、やっぱりこの八角形の形の建物、印象的。

この周りを東院伽藍と言います。

もともとは聖徳太子の居住の場所といわれているところ。
もしかしておんなじところ歩いたかなぁ? と感慨にふけりつつ八角円堂の周りをぐるぐる歩きました。
聖徳太子(厩戸皇子)さんはこちらから通勤されてたわけです066.gif
飛鳥まで20キロ! 電車ではもちろんなく、馬で出勤です。

この中心に、フェノロサと岡倉天心が白布を取ったという逸話で有名な
夢殿の本尊、聖徳太子がモデルという秘仏救世観音像が。

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↑舎利殿・絵殿(鎌倉時代)

な・なんと疲れて気づかなかったのが「伝法堂」..!!
天平時代の居住のための建物が残っているのは法隆寺だけみたい?
入れたのかな~・・入りたかったな~・・天平時代の居住の建物かぁ♥
http://sankei.jp.msn.com/photos/life/trend/100208/trd1002082004005-p3.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100208/trd1002082004005-n1.htm

次は中宮寺へ072.gif
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その途中で撮った鐘楼(鎌倉時代)。


# by vanillatreats | 2010-10-08 20:09 | 小さな旅。

奈良 斑鳩 法隆寺 続きの続きの続きの続きの続き♫


とうとう10月になってしまいました!

今年の日本の夏はとっても暑くて、しかも長かったので
秋を超えて冬になってしまうのではと心配したけれど、
昨日今日と、とっても空気が澄んでいてキンモクセイの香りがほんのり満ちていて
とっても気持ちがよいです。

* * * * *
いよいよ大宝蔵院へ056.gif
これまでは建築物のお宝満載でしたが
今度はお宝の像や品々が満載です072.gif

夢違観音や百済観音(虚空菩薩像)、玉虫厨子など、
目の前にした時は超有名人に会った感じ!!

http://www.horyuji.or.jp/daihozoin.htm
法隆寺さんのサイト

でも写真はもちろん撮れないので写真が全くありません。。。
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こちらはチケット。西院伽藍+東院伽藍+大宝蔵院で¥1000円!
これだけ見ることができて、安いです。。
(ちなみに、銀閣寺は今回は特別拝観もあったので¥2000)
チケットの下にはこの後見た秘宝展の小さなパンフレット。
大宝蔵院もあれば良かったのですけど.. 探せばあったのかな?!

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こちらは法隆寺パンフレットより




フランスへ渡ったこともある有名な有名な百済観音さんは、大きさがまず印象的!
背が高~い! ほっそり曲線的!
通称が「百済観音」だけあって、外国風です。


「百済」はあくまでも通称で、法隆寺では「虚空菩薩」とずっと呼ばれていたそう。
(「虚空」とは宇宙とか永遠、無限、のような意味を含むようです。)
楠(くすのき)から造られていることから日本製なのでは、と言われているそうです。
でもいつ法隆寺へ来たのか、どこで作られたのか..やはり分からない謎めいた観音様。

一本の木から造られるのは古い方法のようですが、百済観音も一本の木から造られているよう..
すごいですよね。

ちょっとかなりうる覚え......007.gif
というのは、これは、ボランティアで解説をされている方のお話。
たまたまお話されているのを、横から聞き耳を立てて「ふんふん、ほうほうほう!!」と
聞いていました。すっごくわかりやすい..!!

逆にあの方に偶然会っていなければ良さを知るのが難しかったかも..半減しちゃってたかも..
やっぱり知識を得ながらだとより感動できました。
そばでうろちょろしていたので、怪しさ満載だったと思います。お礼もお伝えできず..
あの時はありがとうございました、、すばらしいボランティア解説のおじさま。

後ろの支えの棒(?!)はの形ですが木から造られています。
竹の下の方にタケノコの三角のような模様(の下のほうによくあるような)が
あるのですが、も表わしていて、観音さまはより実際はこれくらい大きいという
ことも表わしている、とも言われているとのこと。
(これもボランティアの方のお話!)

・ ・ ・ ・ ・

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玉虫厨子。法隆寺パンフレットより
厨子の壁面には物語が!!

http://www.asahi.com/culture/news_culture/OSK200803010095.html
こちらは「asahi.com」の玉虫厨子の記事。復刻版は『法隆寺秘宝展』で見ることができました。
“本物”と両方を味わえたのが良かった..072.gif



・ ・ ・ ・ ・

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こちらもパンフレットから
夢違観音は、お祈りすると悪い夢を吉夢に変えてくれると言われる観音さま058.gif
目の前にさせて頂いたときは、「おぉっ! こちらがあの有名な!!」という感じでした012.gif

聖徳太子(厩戸皇子)の像なども多いのですが、よく香炉を手にしている印象でした。

わたしのお気に入りは、橘夫人厨子及び阿弥陀三尊像。(正確な名前忘れちゃった..とにかくこの組み合わせ。)
ちいさくてかわいらしいんです。すごい好み053.gif
細かいところがとっても美しいよー..!! あと蓮(はす)の花の下、
茎のところの曲線の表現が、、秀逸!! はぁ~072.gifすごいな038.gif厨子もとてもかわいいんです016.gif(..って言って良いのかわからないですけど、、)


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Amida_Triad_LadyTatibana_Horyuji.JPG

↑こちらは伝橘夫人念持仏。(厨子に入っているお姿ではないですが...)

・ ・ ・ ・ ・

あと九面観音像。なぜなら白檀の一本の木から造られているから..
そばによると良い香りがしたでしょうねぇ..とボランティア解説の方!
身に着けている装飾も美しい...:゚:.o*゚

・ ・ ・ ・ ・

聖徳太子の靴、と言われているものもあったのですが、
やっぱり人気があるので、そういったものはたくさんあるようで
「まぁ、どうでしょうねぇ(微笑)」とこちらもボランティアの方のお話。


・ ・ ・ ・ ・

あとあと...(覚書のように書いてしまいます)、
とっても気になったのが、レプリカでは唯一、
舎利容器のレプリカ!!

とってもちいさなトルコ製の綺麗なグリーンのビン、
それをいれこのように、卵型の金の小さな透かし彫りの容器に、
そしてさらにそれを、卵型の銀製の透かし彫りの容器に、
そしてそれをさらに鍍金響銅宝珠紐合子という入れ物に、
そしてそれをさらに響銅大碗に、
入れている構造。

このビンと卵型が美しくて..でもなんで卵型なんだろう?? 気になる。。
透かしなのも美しい! この時代にグリーンのガラス容器なのが美しい!

次はいよいよ夢殿へ!てくてくてく056.gif

# by vanillatreats | 2010-10-06 17:21 | 小さな旅。

斑鳩法隆寺 続きの続きの続きの続き♫



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有名な廻廊。そして有名なエンタシス(柱の中央部が少しふくらんだ形)の柱。
法隆寺は少し下の方がふくらんでいるみたいです。
もう、とっても歴史を感じさせる柱たち!

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連子窓グリーン。連子窓の向こうにキレイなもみじのグリーンが輝いています。
秋の紅葉の時期も
美しそう......072.gif


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連子窓の向こうに百日紅と東室聖霊院が。こちらも国宝ですね、美しい建物。

いよいよ大宝蔵院へ。てくてく。056.gif

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先ほど連子窓の向こうに見えた東室聖霊院。中でお守りなども販売されています。
聖霊院のご本尊は、聖徳太子45歳の像、
左の厨子には太子の長子・山背大兄王や兄弟皇子の殖栗王の像、
右の厨子には太子の兄弟皇子・卒末呂王や高句麗僧・恵慈法師の像(いずれも国宝)が
祀られています。(法隆寺のパンフレットより♪)

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こちらは先ほどやっぱり連子窓の向こうにと一緒にかわいく見えていた百日紅(さるすべり)
とってもかわいい色! 母から「お寺にはやっぱり百日紅ね!」と聞いたことがあります058.gif

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途中で、日本最古の食堂(じきどう)が。
でも、そこへ行く道の手前に「撮影禁止」の文字があって写真は撮りませんでした★
その手前に綱封蔵(こうふうぞう)。こちらも国宝。はっきりとわかる高床式!




# by vanillatreats | 2010-09-30 11:11 | 小さな旅。

斑鳩法隆寺 続きの続きの続き♫



今回、法隆寺を訪れさせてもらって一番心に残ったかもしれないのは..
配置!
どこから見ても、かっこいい..

元々、創建当時はこの配置ではなかったそう。(再建かどうかはまだ議論されているところのご様子。)再建されたとしても7世紀から8世紀のお話でとっても古いのですが..
現在の配置は左右非対称。曇りなのがザンネン...
それでこの空の形が撮れるんですね016.gif

(あっ、この灯篭がなければもっと撮れるのに..と思ったらやっぱり江戸時代に贈られ
設置されたものでした。ちょっともったいない配置のような??)

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なぜかわからないけどかっこいい..くー
この感動をどうすればっ
創建当初の配置の方が、左右対称でもあり大陸型と言えるよう。
現在の方が左右非対称で和風な感じ?(勝手な想像。)

でもでも、、この再建説などには(はっきりと再建とも言えない説もあるようですが)
やっぱり当時の権力争いに関わっている話もあるので(謎だらけなのですべて曖昧な言い方!)
複雑なきもち,,,

でもでもでも、この頃の建築家(?!)さんや、なんていうんだろう、この配置を計画する方々や、
この細かな意匠を考える人たち、実際に造る職人のみなさんたちは..
どのように造り、建てていったのかしら。。。
どんな風に知識を?!
見ているとやっぱり西洋東洋の色々な文化が混ざり合って、しかも和独自のものもあって..
想像が膨らみます038.gif

軒もキレイ♫♬♪
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五重塔左奥に経蔵。
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先ほどは非対称がうにうにと言っていたのに
経蔵は、右奥の方にある鐘楼と対のような位置に。(写真撮らなかった..(涙))
対象も対象で美しいですよね(笑)!!

とにかく知識のない私でも楽しめます♪
でも...もしも私が小学生でここに来ても楽しめたかなぁ?!それは疑問です☆

さてさて金堂★
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こちらにはご本尊が。金銅釈迦三尊像(国宝・飛鳥時代)と金銅薬師如来坐像(国宝・飛鳥時代)、金銅阿弥陀如来坐像(重要文化財・鎌倉時代)、守護するように樟(くす)で造られた日本最古の四天王像(国宝・白鳳時代)が安置されています。
金銅釈迦三尊像は有名な面長のお顔。(有名といってもわたしは初めて知りました(^^))
最初に見たときは何か「おぉっ」という感じでした。思ったよりもはっきりと見えて..
にっこりとしていて、私は初めてみる雰囲気だったので、なんだかとても印象深いです。
(上手く言えない.....)
一応、北魏様式と言われているようですが、それもはっきりしないよう..
外国の方っぽい(アジアの)と感じたのですが、造ったといわれている止利仏師(鞍作止利・鞍作鳥)は渡来人で仏教をつたえたといわれる司馬達等の孫。
でも止利仏師作かも意見がわかれるところのようです。(謎がいっぱい。)
衣服がシンメトリー。
壁画にも「はっ」とするのですが、こちらは1949年に焼失してしまったので(この日が文化財防火デーとなった)こちらは模写。
四天王さんが踏んでいる邪気の様子も独特!

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こちらは金堂内部、法隆寺パンフレットより

最近の調査で、金堂の木材は、焼失したと言われる670年より前、
668年のものということが分かったそう。(TV(NHKの世界遺産)で見ました!)

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ここからは一枚の写真から取り出した4枚
こちらの龍はかっこいいのですが、いつ造られたかははっきりしないよう。
確かに7世紀っぽくはないかも..?
この、卍崩しの高欄(手摺り)、その下の支えの「人」の字も7世紀建築独特のもののようです。

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こちらも一枚の写真から拡大して取り出していて、しかも完全にぶれていますが008.gif小さな鬼瓦。

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釣鐘。これは何かなぁ.. いつ頃??


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こちらも7世紀独特の組物(雲肘木っていうのかなぁ?)。シンプルで素敵。
そしてさりげなく国宝にとまる鳥。




さてさて、次は、やっと大講堂の方へ向かいます。
じっくり見ていると時間が結構必要!
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向かう途中に気付いた景色、ちょっと奥の西の方には
西円堂が回廊の向こうに。
回廊の連子窓が美しい072.gif!!


# by vanillatreats | 2010-09-28 18:20 | 小さな旅。

斑鳩法隆寺 続きの続き♫



いよいよ五重塔に近づいてゆきます♫
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五重塔の屋根の九輪のところに鎌が四本あるのが有名とのことですが、
こちらはなぜこうしたのかいまいちわかっていないようですね。

ココ


わたしはそのさらに上のてっぺんの繊細なつくりの箇所(水煙というみたい)が好きでした♫
改鋳は江戸時代のもよう。

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法隆寺の五重塔!!日本最古の五重塔!!なんで1200年、1300年と千年単位でもつのでしょうか..
すごい日本の匠の技!すごい英知!
(その後の保存の働きもあったと思うのですが)
五重塔の心柱はさらに古くて594年のものとされているようですね。当時の人々もすごいし檜もスゴイ。五重塔の高さは32.5メートル(パンフレットによると)。
改修もたくさんされているようですが、飛鳥時代の木の反りや撓みを計算して造られているところを
室町時代などに真似するのはなかなか難しかったよう。
屋根の勾配も、江戸時代に修復した箇所は少し違っているようです。
みなさま一生懸命中を拝観していらっしゃいます。


四方の裳階(もこし)の上には邪鬼さんが★「ふんっ!」といった感じで健気に屋根を支えています。
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ふん


この子鬼さん(?!)はいつ頃とりつけられたのかなぁ...
とにかく法隆寺は歴史が豊かなぶん、謎だらけ..
(ちゃんと調べればわかるのだと思うけど(笑) でも実際にまだ色々議論がされていることも
多いみたい! そこも魅力なのかもですね♪)

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邪鬼さんの持ち上げている木の先にもあるけど、軒の木の先のひとつひとつに
ついている繊細な模様の意匠はなんだろう..??? うーん。知りたい..



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そして..この奥に奈良時代始めに造られた塑像群があります。
東面は維摩居士と文殊菩薩の問答、北面は釈尊の入滅(涅槃)、西面は釈尊遺骨(舎利)の分割、南面は弥勒菩薩の説法が表現されています。(パンフレットより★)
なんだか近付くと畏れ多い感じでした。(写真はもちろんダメ029.gif

# by vanillatreats | 2010-09-28 00:50 | 小さな旅。