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等伯展とボルゲーゼ美術館展

3連休の最初の日には上野まで等伯展を見に行ってきました。

とっても混んでいるのを覚悟して(^-^)!
だんだんと゚*:..:*゚の空気になってきてなんとなく気持ちも上がる感じです。

等伯展はどうしても見ておきたくて上野に行ったのですが、
偶然、京都でポスターを見ていた(でも展示には訪れなかった)ボルゲーゼ美術館展も
お隣でやっていることがわかり急遽見ることにっ


向かう途中、公園のお祭りのようなちょうちんが並んでいるところで
写真を撮ってもらおうと男性おふたりにお願いしたところ
外国の方だったみたい.. めちゃ良い構図で撮ってくださいました。。ありがとうございます..

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こちらはわれわれが撮ったさいごうどん。(さいごうどんの奥様によるとご本人とほとんど似ていないそうですが..)

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わかっていなかったのですが、偶然にも両展示が近い時代。
(といっても等伯の方が何十年か後。今考えると長い時間..)
全く違う文化、でも同じような時代のヨーロッパと日本の絵画を見ることができて、、、幸せ。
しかも、等伯も初めて見るし、ラファエッロも考えてみたら初めて見るかも..


等伯さんのものは秀吉から依頼された金屏風のもののイメージとそれとは対照的な風情の水墨画のイメージばかりを持っていたのですが、
個人的に大好きになったのは信春時代のもの..!!
こんなに繊細だったなんて..(;_;!
ダイナミックなイメージばかりだったのですが、その有名な有名な絵よりも、
日蓮聖人像』や『十二天像』が好きでした。
台座や天蓋、着物やアイテムの繊細な描写が萌えでした。。
25、6歳の時の絵とのこと。
詳しくないので、どちらがさらに一層名画なのかはわからないのですが(^-^;
個人的に...
美しくて涙がでちゃう。

とっても混んでいたので、ポイントを置いて見たのですが、こちらの絵と『三十番神図』をじっくと拝見させて頂きました。
日蓮聖人像は、信春さんの深い信仰心を感じます。


でも、教科書で見る『千利休像』や、有名な、住職がいない間に寺に上がりこんで襖に直に描いてしまったという『山水図襖』も見ました..!
このエピソードを聞くとやっぱり性格がダイナミック?!

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↑こちらは外国のおともだち用に購入したポストカード

なんで等伯がここまで人気なのかわかる気が。
しかも当時は狩野派という強大な画家集団が活躍していた中で、
その時代での等伯の出世は、さらにすごいことだったのだと思います。

恵比寿さまが大黒天さまのひげをひっぱっている絵や、
ほんとうに毛がほわほわして見えるおさるさんの絵も魅力的でした。

基本的には当時は依頼があって絵があったのだと思うのですが、
様々な絵があって充実していました。
等伯寄贈の日蓮聖人直筆の書も。

ボルゲーゼ展でよかったのは、一番見たかったラファエロ『一角獣を抱く貴婦人』!!
と、ボッティチェリとその弟子の『聖母子、洗礼者ヨハネと天使

一角獣のオブジェを買ったのは、この絵の影響でした(笑)。
この絵で初めて一角獣の赤ちゃんを見ました
(最初はポスターででしたけれど。だから直に本物を拝見できて幸せ。)

こちらの絵は、一角獣の部分が、他の人の筆で、車輪に書きかえられ、
肩の透明な美しい服の上にもマントが描かれてしまっていました。
数百年、その状態だったなんて..!!
1900年代に入り、手元などの絵の描写のレベルの違いに疑問を持たれ洗い流されたときに
元々描かれた一角獣が現れたそうです。(さらにその前もあったそうですが!わんこちゃんだったそう。。)

もともとは、結婚のために描かれた、幸せ感のある瑞々しい、でも凛とした
絵だったのでした。

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今考えると、天才ラファエッロの絵に上書きって、考えられない..!!ですよね。。
けど当時はそれをやってしまった..うーむ。なんというか、今、数百年後に生きているわたしには
信じられないことだけれど..

外山滋比古さんが『思考の整理学』の中で
シェイクスピアのような世界的代文豪も在世中から(偉大とされてはいたが)
神格化されていたわけではない、
源氏物語も。
夏目漱石も、時の試練を経て国民文学とまでなった、というようなことが書かれていて
きっと、ラファエッロの絵などもそうなのかも.. と思いました。

最近すごく改めてそう思うのは、宮沢賢治も。
そのときにわかればお互い幸せなのに..

今の時代にも、気づかずにそういうものがあるのかも。

外山さんの本、今さらながら読んでいるのですが、
今では良く聞く『セレンディピティ』ということが書いてあったり、他にも今よくよく言われていることがすでに書いてある..!!
すごい~。でもまたこのお話はまた今度..

あとやっぱり好きなのは、、ボッティチェリ!!
この春のような感じにどうしても幸せ気分にさせられてしまうのでした
ポストカードも欲しかったけど、ちょっと色がいまいちだったのでがまん。

両展示とも、宗教とも深いつながりを感じる展示でもありました。

..はぁ~、長いブログの記事!!


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by vanillatreats | 2010-03-23 10:33

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